悩みを忘れられないのなら「あとで」考える

生きるヒント

不安や後悔、心配事が生まれると、通常はその瞬間から悩み始め、人によっては長く続いて疲れてしまうこともありますよね。

そんな時、今すぐ考えなくてもよい内容であれば、先送りにして「あとで」考えることで、ストレスを軽減できるかもしれません。

今回はそんなお話を書いてみたいと思います。

だらだら考えるとキリがない

考えれば解決策が見つかりやすい内容であれば別ですが、多くの悩みはすぐに答えが見つからず(そもそも答えがない場合も多い)、ずっとモヤモヤ考えてしまうもの。

特に、何かが起こった直後などは精神的にも冷静でないことが多いので、この時に長く考えるのは、時間と精神のムダにもなりかねません。

ですので、いますぐに悩まなくてもいいことは「気持ちが落ち着いてから考える」「いったん寝て、明日になってから考える」と決めてしまうことで、効率よく悩むことができます。

未来の悩みであれば、「起こってから考える」なんてのもアリですね。

「ツァイガルニク効果(未完了のことは忘れにくい)」というものがあり、解決していない悩みは忘れにくいものですが、明日悩むと「決定」してしまうと完了に近い形になり、頭から離しやすくなる場合もあります。

「だらだら思考」に陥ってしまっている時は、悩む時間を決めてしまいましょう。

それで忘れてしまえば好都合

悩みを後回しにした結果、忘れてしまったり、あえて考える気にならなくなることも結構あります。

冷静になった結果、実は大したことではないと気づくことができるためです。

本当に考えるべきことであれば、時間が経っても考えるでしょう。

忘れたり、「まあいいや」となるのであれば、所詮その程度の悩みということです。

多くの悩みは、何日も続くものではありません(1年前の悩みなんて覚えていませんよね笑)。

「悩みを引きずるタイプなんです」という人であっても、時間が経てばほぼ必ず、記憶から薄れたりなくなったりするものです。

本当にいま考える必要があるかを考え、不要不急の悩みは後回しにしてしまいましょう。

「ながら悩み」が有効な時も

静かにじっと考えると、悩みがグルグルとループしてしまいやすいです。

その対策として「あとで」のほかに「ながら悩み」が有効な場合があります。

具体的には「歩きながら」「上を見ながら」「シャワーを浴びながら」など。

要は、脳がスッキリ、ポジティブになりやすい状況で悩むようにするわけですね。

すると、だらだら悩んでいる時よりもまったく違う、建設的な解決策が得られます。

例えば、「あとで」、シャワーを浴び「ながら」考えるなどと決めてしまい、だらだらと悩まない。

こうすることで低ストレスで有効性の高い悩み方ができるでしょう。

終わりに

不要な悩みは時間のムダだとわかっていても、なかなかうまく割り切れないもの。

「考えないようにしよう」と思うと、余計に悩んでしまったりもするので、適度に後回しにして、気楽にやっていけたらいいですね。

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