【薬剤師執筆】総合感冒薬の使い分け

薬の使い分け
音声解説はコチラ↓
耳で覚える薬の使い分け〜総合感冒薬〜【薬剤師・勉強】
総合感冒薬の使い分けを解説しています。音声のみで恐縮ですが、通勤途中や寝る前、スキマ時間の勉強に。文章をご希望の方はブログをご参照ください。【薬剤師執筆】総合感冒薬の使い分け/※2021/03/06現在の情報です。定期的に更新致しますが、最新の情...

風邪の諸症状に効果があり、処方頻度の高い総合感冒薬。

今回はそれらの使い分けについて、まとめてみます。

PL®︎配合顆粒

1g(1回量)の組成は以下の通りです。

・サリチルアミド 270mg
・アセトアミノフェン 150mg
・無水カフェイン 60mg
・プロメタジン 13.5mg

各成分が1/6となった幼児用もあり、1回量は「2〜4歳:1g、5〜8歳:2g、9〜11歳:3g」と使い分けができるようになっています。

ジェネリック医薬品には、錠剤の「ピーエイ®︎配合錠」もあり、2TでPL®︎配合顆粒1gに相当します。

ちなみに添付文書上は「1日4回」となっています。PL®︎配合顆粒が1枚4包となっているのはこのため。

ぺレックス®︎配合顆粒

「サリチルアミド270mg」「アセトアミノフェン150mg」はPL®︎配合顆粒と同じです。

組成の違いは無水カフェインが「60mg→30mg」、抗ヒスタミン薬が「プロメタジン→クロルフェニラミン」になっていることです。

臨床的にはほぼ同等の薬といってよいでしょう。

小児用製剤もあり、1回量は「2〜4歳:1g、5〜8歳:2g、9〜12歳:3g」と使い分けができるようになっています。

カフコデ®︎N配合錠

「アセトアミノフェン」「ジフェンヒドラミン」のほか、中枢性鎮咳薬(麻薬性)の「ジヒドロコデイン」、気管支拡張作用のある「ジプロフィリン」「エフェドリン」、鎮静作用のある「ブロモバレリル尿素」が配合され、「咳」に特化した総合感冒薬といえます。

ジヒドロコデインを含むため、12歳未満の小児には禁忌です。

ジプロフィリンはカフェインと構造が近いため、併用により頭痛・動悸・震戦などが起こりやすくなる可能性があります。

エフェドリンは血圧上昇などに注意が必要です。

ちなみに「フスコデ®︎配合錠」は「ジヒドロコデイン」「エフェドリン」「クロルフェニラミン」と、主に咳に使用する配合剤です。

注意点

総合感冒薬は処方頻度の高い薬ですが、「消化性潰瘍」「アスピリン喘息」「閉塞隅角緑内障」「前立腺肥大」と禁忌が多く、「眠気」「口渇」「便秘」と副作用も多い薬です。「とりあえず」で出さず、適切に使用することが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました