俳優の三木良介さんが考案した「ロングブレスダイエット」が再注目されています。
その呼吸では坐禅や武道、ヨガなどでも重視される「丹田呼吸法」を応用しています。
すなわち、「へその下数cmの下腹部の腹筋」を意識して使う呼吸法です。
「この方法で本当に痩せるのか？」といったことに関しては私は詳しくありませんが、丹田呼吸法がメンタルを改善させるという研究はあります。
セロトニン研究の第一人者である有田秀穂教授らの研究によると、20分間の丹田呼吸法により
「α波（リラックスしている時に出る脳波）の出現」
「心理テストでネガティブ気分の改善」
「前頭前野の血流増加」
が確認されたとのことです。
15人の被験者はすべて坐禅未経験者であったことから、いわゆる「素人さん」でも効果があったということになります。
ただし、腹筋に意識を集中できるような工夫はされていましたので、行う時はその辺りが大切と思われます。
比較的小規模なひとつの実験だけで判定することはできませんが、古くからあらゆる分野で重視されてきた呼吸法なだけに、個人的には少し効果に期待しています。
最近私自身がやや不調であったこともあり、試しに行ってみましたが、一度でも脳がクリアになったような効果は感じました。
あと、胃下垂が少し改善されたような。気のせいかな。笑
ダイエットのような代謝面へのエビデンスは私はあまり存じ上げませんが、精神的ストレスなどによりセロトニンが低下すると食欲が増すことがあり、コルチゾールが上昇すると食欲増進・脂肪蓄積にはたらくことがあり、丹田呼吸法はそれを改善できる可能性があります。
「ストレス食い」など、ダイエットがうまくいかない背景にストレスがありそうな方には、特に有効かもしれませんね。
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