「自分の免疫力を上げる」
ここに意識を向けることが、トップレベルに大切ということを、もっと啓蒙するべきだと思うのです。
例えば、感染者と濃厚接触しても、感染する人としない人がいます。
予防接種をしたのに感染する人もいれば、してないのに元気な人もいます。
毎年何度も風邪をひく人もいれば、「風邪なんてひいたことがない!」なんて人もいます。
このような差があることは、みなさんの周りを見ても納得することと思います。
なのに「予防」となると、ほとんどの人が「消毒」「マスク」などといった、物理的な方法にしか目がいかない。
それ以上に、「自分が免疫力を上げ、感染しにくい体を作っておく」ことが大切なのに、そこに目を向ける人が少ない。
それではだめだと思うのです。
具体的には、「運動」「栄養」「睡眠」「ストレス」などです。
・普段から適度な運動をして免疫力を高めておく(ただし急激な運動は免疫力を低下させるので注意)。
・タンパク質やビタミンCなど、免疫を上げるものを中心に、バランスの良い食事を取る。
・睡眠は最低でも7時間以上を確保する(7時間未満の人は、8時間以上の人と比べて3倍風邪をひきやすいなどというデータあり)。
・頑張り過ぎない(ストレスホルモンのコルチゾールは免疫力を格段に下げる)。
物理的な感染予防は必死でする割に、このあたりの対策をしない人が、あまりに多い気がします。
「ウイルスを体に入れない」ことも、もちろん大切ですが、「ウイルスが来ても大丈夫な体を作っておく」。
ここにしっかり目を向けていただきたいなと思います。
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