疲れた時、悩んだ時、凹んだ時に、誰かに支えてもらう。
あるいは逆に、そういう人を支えてあげる。
そういう時、なんとなくほっこりした気分になることがあります。
実はこれには科学的な根拠があって、誰かがストレスを抱えた時に世話をしたりすると、「オキシトシン」という物質が分泌されます。「愛情ホルモン」などと呼ばれたりします。
私達がストレスを感じると、脳内から「CRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)」という物質が分泌され、これによって副腎から「コルチゾール」などの、俗に言う「ストレスホルモン」が分泌されます。
オキシトシンは、このストレスホルモンの放出スイッチであるCRFを抑える効果があるとわかっています。
信頼できる人と支え合ったり、抱き合ったり、一杯やりながらお喋りしたり。
そういう「仲間との交流」が脳や体を整えてくれるんですね。
面白いのが、「支えてあげた側」も、このオキシトシンの分泌が増えていたということ。
つまり、誰かに優しくすることが、自分のストレス値を下げてくれるのです。
「ストレス溜まってんなー」って時こそ、誰かに優しくしてあげてみてはどうでしょう。
ちなみにこれはマウスでの実験。
マウスですら、このような愛情システムが備わっているのだから、人間はもっとこれを生かすべきです。
情を忘れたらマシーンのようになってしまう。笑
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