だるさを解消してやる気を出す方法は様々ありますが、状況に応じて取るべき対応が異なることは、あまり触れられていないように思います。
今回はだるい時のパターン別の対応法を書いてみたいと思います。
疲れた部位は休ませ、元気な部位を使う
具体的には「体」か「脳」かということになります。
例えば私は薬剤師であるため、基本的に感じるのは「脳疲労」です。
現代社会では同様に、頭脳労働や人間関係のストレスなど、脳が主体の疲労が多いのではないでしょうか。
このような場合に、スキマ時間にはスマホやテレビ・悩みごとなど、脳ばかりを使っていれば、それはそれはストレスが貯まります。笑
このような時はいったん脳を休め、運動でもするほうが、全体として回復の方向に向かったりします。
肉体労働で疲れた際などはこの逆ですね。
体と脳は協調して動く部分もありますが、基本的には両方フル回転というわけではなく、どちらかに偏って疲労していきます。
このバランスを取るような休息法を意識することが大切です。
疲れていれば休み、だらけ過ぎなら動く
だるさは単純な疲労だけから起こるわけではなく、だらければだらけるほどだるくなる、ということも起こり得ます。
脳には側坐核という部分があり、ここが興奮するとドーパミン神経が活性化し、やる気が出ます。
では、ここを興奮させるにはどうすればよいかというと、「動く」ことです。
つまり、やる気を出したければとりあえず動けということですね。動くとやる気が出ることを「作業興奮」などと言ったりもします。
ほかには、「その日の目標を設定する」「達成した時のご褒美を設定する」などもドーパミンを分泌するとされているため、だるければまず頭の中でそれらをイメージすることも有効です。
好きなアイドルなどを目にしてもドーパミンは出るので、画像を見るのもいいかもしれませんね(笑)。ただしYouTubeなどはキリがなくなるのであまりお勧めはしませんが。
もちろん、本当に疲れているのに動き続ければドーパミンも枯渇するので逆効果ですが、これもうまくバランスを取り、動くべきか休むべきか考えるようにするとよいでしょう。
以上を「自分にとってどうか」で考える
まとめると、「体」「脳」それぞれの「疲労度」を読み取り、バランスよく動かしたり休ませたりすることが大切ということになります。
ここでひとつ注意点があります。
それは、疲労度を「一般的にどうか」ではなく「自分的にどうか」と考えることです。
本当は「自分的には疲れた」けど、もっと頑張っている人もいるし、「一般的には大したことないかな」なんて、思わないようにしましょう。
疲労度というものは、他人と比べるものではありません。
自分が疲れたと思うのなら、それが人並みの疲労であれ休むべきです。
誠実な人は、どうにも「客観的に見てもヤバい疲労」にならなければ、まだまだ休んではいけないと考えたりしますが、主観的疲労をしっかり感じてコントロールする技術も必要です。
心の声に従って、バランスよく行動していきましょう。
大丈夫、タフに見える人も実はどこかで手を抜いてるし、あなたもそれでいいですよ。笑
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