私はどちらかというと保守的で、新しいことが苦手だったのですが、最近いつのまにか時代の波に乗って(流されて?)いることに気づきました。
現金派だと言っていたのが、いまではほとんどキャッシュレス決済を利用しています。
本は紙で読みたい派だったのが、いまでは kindle をずっと持ち歩いています。
漫画はONE PIECEしか読んでいなかったのに、いまでは鬼滅の刃を全巻持っています。
ミスチルばかり聴いていたのに、いまでは Apple Music でヒゲダンとか流しています。
以前は「新しいものなんて…」と思っていましたが、先入観なく気楽な感じで始めてみると、意外と楽しいものですね。
今回は、時代についていくことの是非について、思ったことを書いてみます。
「新しいもの批判」は面倒なだけ?
「自分を貫く」「現代の批判」などに転化していますが、実はただ「取り入れるのが面倒くさいだけ」。そんなことはありませんか?(私はそうでした。笑)
変化が面倒くさいのは当然なので、別にそれを隠す必要はないんですよね。
難しいことは考えず気楽に手を出してみたり、何なら歳下に教えてもらってもいいと思います。
私も歳下に聞くことはありますが、せいぜい、からかわれるくらいです。笑
「いまの若者は素直じゃない」なんて言いながら自分も現状に固執する、なんてのは不公平ですね。
自分を若く保つためにも、時には新しいものに手を出してみたいと思います。
「経験則」も大切。
新しいものがすべていいかというと、そういうこともありません。
私は薬剤師なので薬で例えてしまいますが(笑)、当初は画期的といわれた薬が、しばらく使われる中で重大な副作用が報告されることもあります。
言ってみれば「未知の部分」「エビデンスが少ない」といった側面もあるのです。
その点、経験に裏打ちされた行動は大きな失敗が起こりにくく、安心できる部分もあります。
また、その人達が培ってきた歴史を一蹴してしまうのは、仮にその歴史に不備があるとしても、思いやりのある行為とはいえません。
伝統にはそれなりの根拠があるということも理解しておきましょう。
今 vs 昔
今と昔のどちらがよいかは、0か100かで考えるようなものでもありません。
どちらにも良い部分、悪い部分があるのに、極端に考えるので、衝突が起こるのです(何事にもいえることですね)。
例えばスマホは仕事にプライベートに活躍していますが、一方で犯罪やスマホうつ、ブルーライトによる不眠症などにも関係します。
ここで、悪いほうだけを見て「だからダメなんだ」というのも違います。
要は長短考慮してバランスよく使えばよいというだけです。
昔がよいというのであれば、車も電車も使わず徒歩で生活し、川で洗濯し、食料のために狩りに出なければいけなくなってしまう。笑
「今 vs 昔」なんて、対決させなくていいんじゃないでしょうか。
ハイブリッドでいきましょう。
どのレベルにチャレンジするか
環境の変化はストレスにもなりえるので、いまの自分より大幅に高い目標を立てるのは考えものです(例:キーボード入力もやっとの人がYouTuberを目指す)。
よって、行うべきは「少し頑張ればできること」です。
例えば、メールができる人であればLINEは少し頑張ればできるでしょう。
スマホユーザーであれば、キャッシュレス決済だってできるはずです。
「やればできるのに、ただ面倒だからやらない」となると、脳の老化につながる可能性もあるので、精神的に生き生きと過ごしたいのであれば、適度に新しいことを取り入れるべきと思われます。
とにかく、楽しむこと。
脳は基本的に変化を嫌いますが、適度な刺激は脳を活性化させます。
特に楽しんでやることで様々な脳内物質が分泌され、メンタルや認知機能の向上に寄与する可能性もあります。
新しいものが増えるということは、言い換えれば楽しめるかもしれないものが無限に増えるということ。
時には取り入れてみることで、生活が充実するかもしれません。
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