今日の仕事の帰り道、久しぶりに寄ったコンビニでの出来事。
店員のおばちゃん「あれー?久しぶりじゃない?」
その一言で、なんかとても癒されました。笑
こういうちょっとした幸せをキャッチする能力は、油断すると衰えていってしまうものです。
嫌なことは放っておいても思い出されたりしてしまうのに、良いことは意識しないと思い出せない。不便なものです。
でも、気づかなかったり忘れてしまいやすいだけで、実際の日常では何かしらの良いことが起こっているはずです。
この「良いことに対する感受性」を保つ方法はいくつかあります。
勉強と同じ要領で、脳に覚えさせるにはどうするか、と考えればわかりやすいかもしれません。
書く
「書く」ことで脳幹網様体賦活系というものが活性化し、その事柄に注意が向き、記憶が促されます。
実際に紙とペンを使って、その日にあった良かったことをいくつか書けば、良い記憶が増強されるでしょう。
とはいえ、毎日手書きの日記のようなものを書く習慣はなかなかつけられないでしょうから、SNSやブログで良かったことを発信するというのもひとつの手です。
時々、嫌な出来事ばかりを書いている人を見かけますが、そうすると嫌な記憶ばかりが増強することになるのでお勧めはできません。
嫌な出来事を書くとしたら、ユーモアを交えたりして笑い話に転換してしまうと良いでしょう。
話す
良かったことを「話す」のも有効です。
勉強が身につきやすいトップクラスの方法が「教える」であるといわれます。
同様に、誰かに話すことで記憶は定着されるので、一日の終わり、誰かに良かったことを話す習慣をつけるのも良いでしょう。
またこれも、愚痴ばかりになったりすると「愚痴脳」になってしまうので、注意が必要です。
話を聞くほうも、楽しい話のほうがいいでしょうしね。
ただ、心が許せる人で「この人に悩みを話すと気持ちが軽くなる」というケースももちろんありますので、バランスを考えて話すことが大切です。
繰り返す
「書く」「話す」と共通する部分もありますが、脳に良い記憶を意識させるには「反復」が重要です。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、帰り道や寝る前など、その日あった良かったことだけを何度も思い出すようにすると、その記憶が増強され、「ポジティブ脳」に近づいていきます。
嫌なことを思い出す癖がついてしまっている人は、習慣を変えることになるのが面倒で、良いことを探すのをサボってしまいがちです。笑
でも、楽しくやっていくためですから、ここは少し頑張って「良かったことのヘビロテ」をする価値はあると思います。
終わりに
考え込むタイプの人は、良くも悪くも出来事を増幅してキャッチする能力があります。
悪いほうに思考を膨らませて疲れてしまうのが、このタイプの人が苦労してしまう理由のひとつです。
ただ逆に言えば、意識次第ではその豊かな想像力を生かして、良い思考を膨らませることもできるはずです。
「ポジティブになろう」と押し付けるつもりはありません。
ただ、前述の通り勉強と似たようなものですから、性格そのものはポジティブにならずとも「良い出来事を記憶として定着させる」ことは可能なはずです。
あとで「良かったことテスト」でも受けるつもりでやったらどうでしょうか。笑
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