お酒が好きでほぼ毎日飲んでいる私ですが、なんとなく最近は惰性で飲んでいるように思い、心身への悪影響を予防するなどの意味でも節酒にチャレンジしてみようかなと思いはじめました。
それにあたり、お酒を飲みたくなるメカニズムや節酒の効果、控える方法などを改めて調べてみたので、まとめてみます。
実はお酒は好きではない?
お酒を飲むと「ドーパミン」が分泌され快楽がえられるわけですが、脳がこれを覚えるとドーパミンという「報酬」を得るために働き始めます。
ここで起こる「飲酒欲求」は、実際にお酒が好きかどうかには関係していないそうです。
つまり「お酒が好き」と言っておきながら、実は別に好きではなく、ただ脳の「報酬系」に従っているだけなのかもしれません。
そう考えたら、なんか脳にコントロールされたまま飲酒を続けるのが癪になってきました。笑
「自分はいま、本当にお酒が飲みたいのか?」と考えて、自己コントロールのもとで飲みたいと思うようになりました。
「酒は百薬の長」ではない?
以前はお酒には「Jカーブ効果」というものがみられ、少量であればむしろ死亡率を下げるといわれていました。
ですが2018年、世界五大医学雑誌のひとつである「ランセット」に掲載された大規模研究によると「お酒は飲めば飲むほど悪く、基本的に飲酒量はゼロがよい」という結論がなされています。
「虚血性心疾患(心筋梗塞など)」に関してはJカーブ効果が認められるようですが、他の疾患のリスクが飲酒量に応じて上がるため、まとめると「少量でも健康に悪い」となるとのこと。
またメンタルにも悪影響を及ぼし、大量飲酒者では「うつ病のリスクが3.7倍」「自殺リスクが3倍」になるという報告もあります。
酔いが覚めたあと、うつっぽい気分になることがあることを考えると、間違いではないなと感じます。
また、睡眠の質も低下するとよくいわれ、実際に中途覚醒が増えたり、翌朝の気分が悪かったりということも経験しているので、やはりよくないなと実感します。
お酒を飲んでいる一瞬の幸せよりも、継続的な幸せを私は感じたいと思ってきました。
とはいってもどうやめる?
正直、私には心理療法とか「代わりに炭酸水」では合わないような気がしています。笑
そんな中、面白い情報を見つけました。
『2004年にロンドンで行われた研究は、たとえ10分の運動でもアルコールへの渇望を抑える力があることを示している』
『中ぐらいの強度でエアロバイクをこがせると、アルコールへの渇望が劇的に抑えられることがわかった』
という研究報告です。
確かに以前、食事前に筋トレをしていた時はあまりアルコールを飲んでいませんでした。
最近ちょうど「足だけのエアロバイク」を買ったので、これでお酒を減らせるか試してみようかな。笑
でも「断酒」はしません。
とはいえ、おめでたい時や、誰かと楽しく飲むお酒は美味しいものなので、そういった時には躊躇せず飲むつもりです。
今回は「意味のない晩酌」みたいなのを少しずつ減らしていければと思い、書き連ねてみました。
書いといて実践できるかは、まだわからないけどね…笑
参考文献
『ブレインメンタル強化大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版、2020年)
『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』(ジョンJ・レイティ/エリック・ヘイガーマン著、NHK出版、2014年)
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