音声解説はコチラ↓ 耳で覚える薬の使い分け〜去痰薬〜【薬剤師・勉強】去痰薬の使い分けを解説しています。音声のみで恐縮ですが、通勤途中や寝る前、スキマ時間の勉強に。文章をご希望の方はブログをご参照ください。【薬剤師執筆】去痰薬の使い分け/※2021/01/17現在の情報です。定期的に更新致しますが、最新の情報は添付...
風邪などの感染症のほか、副鼻腔炎や中耳炎における排膿にも使用される去痰薬。
今回はそれらの使い分けについて、まとめてみます。
カルボシステイン(ムコダイン®︎)
主に「痰」に作用し、痰の粘度を下げます。粘膜正常化作用もあり。
「気道」「鼻(慢性副鼻腔炎)」「耳(滲出性中耳炎)(シロップ・DSのみ)」と幅広い適応をもち、よく処方されます。
ドライシロップが酸性で、クラリスロマイシンDSとの混合は苦味が増すため不適です。
アンブロキソール(ムコソルバン®︎)
主に「気道」に作用し、サーファクタントの分泌を増やして気道の滑りをよくします。線毛運動亢進作用ももちます。
1日1回の徐放製剤があり、朝の去痰の促進や、コンプライアンスの向上が期待できます。
気道のほか、「慢性副鼻腔炎」にも適応があります(徐放・小児用以外)。
作用点の異なる「ムコダイン®︎」「ムコソルバン®︎」の併用もよく行われます。
ブロムへキシン(ビソルボン®︎)
「糖蛋白を分解し粘度を下げる」「漿液性分泌(サラサラ成分)を増やす」「サーファクタントを増やし滑りをよくする」など、様々な作用があります。
吸入液や注射もあり、病棟や在宅で有用です。
「慢性副鼻腔炎」の適応はありません。
一時的に喀痰を増加させることがあるため、説明しておくとよいでしょう。
ポケモンでは防御の努力値を上げる。笑
セネガ
植物成分。自然な作用に期待して、好んで使う医師もいます。
添加物としてアルコールを含むため、それによる禁忌には注意。
コメント