【薬剤師執筆】筋弛緩薬の使い分け

薬の使い分け
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耳で覚える薬の使い分け〜筋弛緩薬〜【薬剤師・勉強】
筋弛緩薬の使い分けを解説しています。音声のみで恐縮ですが、通勤途中や寝る前、スキマ時間の勉強に。文章をご希望の方はブログをご参照ください。【薬剤師執筆】筋弛緩薬の使い分け/※2021/03/29現在の情報です。定期的に更新致しますが、最新の情報は...

薬局においては、頚肩腕症候群や脳梗塞後遺症などに用いられる筋弛緩薬。

今回はそれらの使い分けについて、まとめてみます。

中枢性と末梢性

薬局において目にする筋弛緩薬は

・エペリゾン(ミオナール®︎)
・チザニジン(テルネリン®︎)
・アフロクァロン(アロフト®︎)
・クロルフェネシン(リンラキサー®︎)
・バクロフェン(ギャバロン®︎/リオレサール®︎)
・ベンゾジアゼピン系

など、多くが「中枢性」です。「緊張性頭痛」「頸肩腕症候群」「腰痛」などによる筋緊張の解除によく用いられます。

末梢性筋弛緩薬の内服薬としては

・ダントロレン(ダントリウム®︎)

があります。他の末梢性筋弛緩薬には主に院内で用いられるボツリヌス毒素や全身麻酔用筋弛緩薬といった注射剤がありますが、ここでは詳細は割愛します。

末梢性筋弛緩薬は、頸性麻痺(脳・脊髄の障害による痙縮)などの比較的強い症状に対して、中枢性筋弛緩薬で効果不十分な際などに使用されます。

主な薬剤の特徴

エペリゾン(ミオナール®︎)

比較的、効果も副作用も mild であることから、第一選択薬として使用されることも多い薬です。

それでも人によっては眠気・ふらつきなどの副作用があらわれることもあるため、注意はしておきましょう。

「アフロクァロン(アロフト®︎)」「クロルフェネシン(リンラキサー®)」も比較的 mild な部類です。

チザニジン(テルネリン®︎)

外来で一般的に用いられる薬の中では、強めの部類になります。

眠気・ふらつき・倦怠感がやや出やすく、特に飲み始めなどに血圧低下が起こることがあるため、急に立ち上がったりしないよう指導が必要です。

また、CYP1A2で代謝されることから「フルボキサミン」「シプロフロキサシン」と併用禁忌です。うつ病の方は緊張性頭痛などを併発していることも多いため、うっかり併用しないよう注意が必要です。

バクロフェン(ギャバロン®︎/リオレサール®︎)

中枢性筋弛緩薬ですが、上記までの薬と異なり、どちらかというと痙性麻痺(痙縮)や脳性麻痺(小児)に用いられます。

また、抗がん剤投与後などの吃逆に使用されることもあります。

眠気や吐き気のほか、急な中止により精神症状があらわれることがあるため注意。

ダントロレン(ダントリウム®︎)

主に中枢性筋弛緩薬で効果不十分な痙性麻痺(痙縮)に使用する抹消性筋弛緩薬です。

悪性症候群にも適応はありますが、この際は主に注射剤の使用になります。

ふらつき・倦怠感・肝障害などに注意。

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