今回は、がん末期の患者さんと、その家族に対し、薬剤師がどう関わっていくかというテーマです。
これに関しては正解のないテーマであり、薬剤師として答えは出せません。その人達に応じた「オーダーメイド」な対応が必要と考えます。
それでも個人的な見解を述べるとすれば、当事者達が「最も幸せな」対応は何か、医療従事者が考えることが一緒に考えることが大切なのではないかと思います。
ドラマでは、家族は「生きてほしい」。患者本人は「しんどい。楽になりたい。でも家族に弱音を見せたくない」など、色々な人の、色々な感情が錯綜します。
ドラマと馬鹿にせず、現実でもこのような葛藤は大いにあるのではないでしょうか。
このような時、みんなが納得できるのは、「きちんとした説明」を受け、「自分で判断」した上で決めることだと思うのです。
医療や生死に関わることのみならず、人は、流されることより、自分で決めることに意味を見出すものです。
そしてドラマのように、誰かとの繋がりを意識する。
ONE PIECEのDr.ヒルルクは
「人はいつ死ぬと思う…?心臓を銃で撃ち抜かれた時…違う。不治の病に犯された時…違う。猛毒キノコのスープを飲んだ時…違う!」
「…人に」「忘れられた時さ」
と言っています。
漫画に感化されただけではありませんが、人は、亡くなってしまった人のことを意外と覚えているんですよね。
で、誰かがその人のことを思い出すことがあれば、その人はこの世界から消えることはない。
そう思うのです。
私にも、もう二度と「物理的には」会えない大切な人がいますが、いなくなることはないと信じて過ごしています。
本当に大切な人との別れは、それが死別であれ、失恋であれ、つらいものです。その悲しみを解決する方法は、私には安易に提案できません。
でも、「亡くなった人」「残された人」が不幸になっていることを望む人はおそらくいないはずです。
生きている人は「楽しむ義務がある」。
私はそう思って、先にいった人達に胸を張ろうと思います。
って
しんみりした内容過ぎる!
重苦しく思った方はマジですいません。笑
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