精神科領域では、この薬が認知機能に影響を与えるのは有名な話。
ただ、これを飲むと「認知症になる」わけではなく、ドラマの通り減量や中止で改善することが多いので、誤解しないようにしましょう。
さて、今回は摂食障害の女の子が出てきます。
ドラマの流れとは逸れてしまいますが、この病気は過度のダイエット志向のために食べ物を避ける、あるいは吐いてしまうというのが典型的です。
この場合、既に痩せているにも関わらず、更なる「やせ願望」「肥満恐怖」などに縛られてしまいます。
もう十分なのに、「まだまだ」と更なるハードルを自ら設定してしまい、苦しんでしまうわけですね。
これって、この病気じゃなくても、似たようなことをしてしまっている人はいるのではないでしょうか。
仕事に就いているだけで偉いのに「結果が残せなければ自分はダメだ」と自らハードルを設定する。
不自由ない程度のお金があるのに「もっと稼がなければ自分はダメだ」と自らハードルを設定する。
義務でもないのに「結婚しないと負け組」と自らハードルを設定する。
頑張ってるのに「頑張りが足りない」と自らハードルを設定する。
生きているだけでいいのに「よりよく生きなければ」と自らハードルを設定する。
こういう教え、こういう考えによって、自他ともに苦しませている人を数多く目にします。
もちろん、いまより上を目指すのはよいことですが、高過ぎるハードルは跳べません。
健全なのは「適度なストレスで楽しく向上すること」です。
設定するハードルが高過ぎると理想と現実のギャップに苦しみ、結局挫折したりするので、「やや高め」くらいがよいでしょう。
個人的には「ハードルなんてなくていい」なんて思っていますが。あるいは「跳べなければくぐってしまえ」なんて。笑
勝手なハードルを置いて、勝手に苦しまないようにしたいところですね。
ちなみにドラマは背景が全然違くて、ストレスで食事を受け付けなくなってしまった感じです。
次回このつらさをどう解決していくのか、気になるところです。
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