たくさんの人が、日々を頑張って生きています。
その背景には、頑張ることで「幸せ」「成長」「お金」などが得られると信じ、努力によって幸福が得られると感じているからでしょう。
しかし、心理学的には、その順番は逆である、という研究結果も報告されています。
例えば
診察前にポジティブな気分になった医師は、19%も短い時間で正確な診断をすることができる。
楽観的な営業マンは、悲観的な営業マンに比べて56%も営業成績がいい。
数学の実力テストの前に幸せな気分になった学生は、普通の気分の学生に比べてはるかによい成績を取る。
などなど。
私なりの解釈ですが、
「無理して頑張る」と「思うように能率が上がらず」、「結果も奮わず」、「徒労感が残る」。「これじゃダメだ」と「また無理して頑張る」。そして最初に戻る。
この繰り返しに陥る可能性があると考えています。
また、「幸せ」より「頑張る」を先行して考えている方には、たとえ頑張ってある程度の結果を出しても、さらに幸せを先に追いやり、「もっともっと」と幸せを求めて、終わりのない戦いを続けている方も多いように思います。
逆に、幸せに成功している方は、今の自分を幸せだと思い、日々を楽しく生きている結果、自然に努力でき(本人は努力と思っていない)、結果を残し、さらに幸せになる、といった、好循環に入っていることが多いのです。
「努力」→「幸せ」
ではなく
「幸せ」→「(自然と)努力」
ということですね。
もちろん、生きていく上では、多くの面倒なことをしていかなくてはならないことも事実です。
ですが、その中で「いま」自分がどうやって楽しくやっていくか。
これを考えながら過ごすことが、とても大切なことだと思うのです。
「あとで」幸せになるために「いま」辛い思いをしても仕方ない、と思うのではなく、この瞬間を幸せに生きるにはどうすればいいか、考えていきましょう。
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