世の中には些細なことで凹んでしまう人と、細かいことを気にせず堂々としている人がいます。
で、たいがいの場合、後者であるべきだと思っている人が多いです。
で、凹みやすい人は、後者になりたい、変わりたい、と思ってみたり。
でも、ちょっと考えてみてください。
性格なんて人それぞれでいいはずなのに、一方は否定され改善を促される。一方はそのまま堂々と生きている。
おかしいとは思いませんか。
凹みやすい人には、図太い人では絶対に勝てない長所があるのに。
それは、他の誰かの痛みを理解できる、ということ。
自分が些細なことで凹むということは、それだけ他人の些細な悩みに共感できるということです。
人は「自分の悩み以下」の悩みを他人が抱えていても、基本的には共感できないのです。
例えば、図太い人は「悩みレベル10」くらいの出来事までは気にしないとすると、「悩みレベル1〜9」を他人が抱えていても、共感しづらい。
逆に「悩みレベル1」でも気にしてしまう人は、ほとんどの他人の痛みを理解してあげられるのです。
これって、凄いことだと思いませんか?
立派な長所なのですから、無理に変えようとしなくてもいいと思うのです。
そもそも生まれ持った性格を変えるのは難しいから、むしろこのように、欠点だと思っていたことを利用して、活用してしまってはいかがでしょう。
強くなろうとして優しさを見失っても仕方ない。
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