メンタルケアのための運動の大切さは他の記事などでもご紹介してきました。
改めて記載すると
・軽く汗が流れる程度の運動を
・1回30分以上
・週2〜3回(週合計2時間以上)
すると良い、ということです。
で、「じゃあいつやればいいの?」ということなのですが、運動の目的によって変わったりもするので、今回は
「メンタルケア目的」
「ダイエット(血糖改善)目的」
に分けて紹介させていただこうと思います。
ただし、最初にお伝えしておきたいのですが、まだ運動が習慣化されていない場合の答えは
「いつでもいい」
だと、私は考えています。
どんな目的にせよ、運動は継続が大切なので、初めはやれる時にやれることをやる。
そして習慣化されてきたら、時間や内容に目を向けていく。
こうすることで、長く続けることができるでしょう。
では、具体的にお話ししていきます。
メンタルケア目的の場合
①朝
特にウォーキング・ジョギングであれば、朝行うことで日光浴も兼ねることができ、より効率的にセロトニンを分泌させることができます。
また、朝に運動すると交感神経(活動のための神経)に切り替わるため、その後の活動を冴えた頭・気分で行うことが可能です。
ちなみに私の場合は室内でのボクササイズを朝10分だけやっています(天気に左右されるのが嫌だし、30分は長い笑)。
私の実感ですが、これだけでもかなりメンタル・集中力が向上します。
②精神的ストレスが溜まった時
現代生活で「疲れた」という時の大半は、脳・精神の疲れです。
この時、多くの人は「疲れたー」と言ってダラっとしてしまいますが、体を休めても脳は動くので、嫌なことなどを繰り返し考えたりしてしまい、結局休まらない、ということになりがちです。
こういう時も、10分だけとかでもいいので体を動かすと、脳をリフレッシュさせることができます。
③面倒なことをする前
私は、例えば家事をしたり用事のために外出したりといった「めんどくさいこと」をする前にも運動します。
運動するとノルアドレナリンやドパミンなども分泌され、やる気が上がるからです。
私は基本面倒くさがりなので、こうしてテンションを上げて、面倒なことを少しでも楽しくやっています笑
ダイエット(血糖改善目的)の場合
ダイエットと血糖改善はかなり近い部分があるのですが、今回は
「肥満ホルモン」
である「インスリン」を中心にお話ししようと思います。
インスリンというと、血糖を下げるホルモンという認識が先に来ると思いますが、実は脂肪を蓄えるホルモンとしての作用も大きいのです。
アメリカンな方々で、凄くBIGな人っていますよね。
あれは、日本人と比べてインスリンが分泌されやすいので、肥満にもなりやすいのが理由のひとつなのです。
つまりダイエットのためには、このインスリンが出過ぎないようにすることが大切。
そのために運動をいつするべきかというと
「食後」
となります。
インスリンは食事で血糖値が上がると分泌されるので、食後に運動することで血糖値の上昇を抑えてやればよい。
ただし、食直後は胃腸に負担をかけることがあるので、1時間程度おいてからが理想です。
ちなみにこれは糖尿病の方に推奨される運動法と同様です。
また、血糖値が急激に上がる(血糖値スパイク)とインスリンは更に分泌されるので、
・早食い
・いきなり炭水化物を食べる
・1食抜いて、次の食事を「待ってました!」とばかりに食べる
こんなことをしていると、どんどん肥満ホルモンは増えます笑
余談ですがこの「血糖値スパイク」、太るどころか「認知症」「心筋梗塞」「脳梗塞」「がん」「メンタル疾患」など、色々なリスクが指摘されています。
すべての人に注意していただきたいものです。
運動してはいけない時間
最後に一応お伝えしますが「寝る直前」はやめましょう。不眠の原因になり、別の問題が起こります。
他には「起床直後」「食直後」「強い空腹時」も避けた方が無難です。
ある程度、体がしっかりしている時にしましょうね。
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