自分は「行きづらい性格」をしているなあ、と思って
マイナス思考を治さなきゃ!と思って
元気な人の思考を真似て
本やネット記事のアドバイスを読んで
「これだ!」と思って試して、考え方を変えようとするけど
すぐにまた、いつものネガティブが顔を出して来る。
そんな人も多いのではないでしょうか。
このような、なかなか考え方が変わらない背景には、「脳的」にある原因が考えられます。
「考え方の変え方」みたいな記事や本には良いものもたくさんあるのですが、このことがあまり加味されていないため、この記事を読んで、そういった「脳」からのアプローチもしていただけたらいいなぁと思います。
マイナス思考は脳のせい
度々お伝えしていますが、元気がなくなったり、うつっぽくなってしまう原因は、脳の神経伝達物質やら、受容体やら、神経やらが関係しています。
だとすると、例えばミスをした時に
「落ち込むより、これを糧にして成長すればいいんだ!前向きに捉えよう!」
と考え方を修正しようとしたとします。
さて、この時に脳が
「おっ、その通りだ。よし、セロトニンを増やそう!BDNFを増やそう!」
なんて都合良く動いて活性化するでしょうか。
まあ…そううまくはできてないですよね。笑
つまり、理屈だけで考え方を変えようとしても、脳が変わらない以上、また前のネガティブが顔を出してしまうことはあるのです。
もちろん、マイナスな思考・言動を繰り返するほど、脳はそれを刷り込んでしまいますから、考え方を変えようとするのは大切です。
また、そうやって自分を変えようと努力する人が、私は好きです。
でも、なかなかうまくいかない。
では、どうしたらいいんじゃい。
「考え方」も変える。「脳」も変える。
要するに「頭の中だけで頑張らないで」ってことです。
特に自分を変えようと努力する誠実な人ほど、この罠に陥ってしまいやすい。
だから「考え方」と同時に「脳」が変わるようなことをしてみましょう。
その方法は他の記事でも色々書かせていただいていますが
「運動」
「睡眠」
「好きなことをする」
結局、この辺りに落ち着きます。
運動をすればセロトニンやBDNFが出る。
睡眠を取れば、ストレスが整理される。
好きなことをすればドパミンが出る。
頭で思考を変えるより、よほど効率的に脳を前向きにすることができるのです。
私自身もうつだった時、頭の中で考え方を変える努力は死ぬ程しましたが、うまくいきませんでした。
ですが、試しに毎朝運動してみたら、1〜2ヶ月後、勝手にポジティブになり、良く眠れるようになり、遊びも楽しめるようになりました。
そういうわけで繰り返しますが
「頭の中だけで頑張らない!」
それよりも生活習慣を変えたり、楽しんで生きることを考えてみてはどうでしょうか。
Don’t think.Feel!
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