うつ病の原因は
・セロトニン
・ノルアドレナリン
・ドパミン
と言った神経伝達物質が減ることにある、という話(モノアミン仮説)は、聞いたことのある方も多いと思います。
これは間違ってはいないのですが実は矛盾点も多く、うつ病の原因ははっきりわかっていないのが現状です。
そんな中、最近注目されているのが
BDNF(脳由来神経栄養因子)
です。
その名の通り、神経に栄養を与える物質です。脳の栄養剤みたいな感じ。
うつ病やアルツハイマー病の患者さんでは、このBDNFの値が低下するという研究結果があります。
抗うつ剤などによる治療がうまくいき、うつが改善した人は、この値が上昇しているそうです。
逆に治療してもあまり改善しなかった人を調べると、この値も改善していないことが多いとのこと。
では、なぜ抗うつ剤を服用しても、BDNFが改善する人とそうでない人がいるのかというと、よくわからない、というのが現状です。
ただ、このBDNFを増やす方法として、ある程度確かめられているものがあります。
それが「運動」なのですね。
ただし、これについてもまだ統一した見解は得られておらず
「有酸素運動が良い」
「筋トレでも良い」
「運動前後で測ってもそこまで変わらなかった」
「運動をやめると元に戻ってしまう」
など、色んなことが言われています笑
じゃあ、どうすればいいのか。
キーワードは「継続」だと思います。
抗うつ剤でBDNFが改善した研究では、追っていた期間は4〜8週。
うつが運動で改善した、という研究でも同じく追っていた期間は4〜8週(これはBDNFを測定した研究ではないですが。測っといてほしかった笑)
つまり、1〜2ヶ月続ける必要があるということ。
私の体験談になってしまいますが、私も一時抗うつ剤を服用しており、やめるのに苦労したことがありました。
もう大丈夫かなー、と思って減量すると、やっぱりうつ状態になってしまって。
で、減量するなら、薬の代わりになるものが必要だと思ったんですね。
そこで、減量しながら、運動を始めました。
毎朝10分のfit boxing(ニンテンドースイッチ笑)。
あと、早く帰れた日や休日に筋トレ。
そうしたところ、
薬を飲み忘れるようになりました。笑
そのくらい改善したんですね。むしろ減らし前より調子がいい。
で、この効果が出るまでの期間が、やはり1〜2ヶ月でした。
残念ながら多くの人は、そこまで続けることができずに挫折してしまいます。
でも、10分でいいし、私みたいにゲームでもいいので、ちょっとだけ頑張ってみませんか(頑張らない主義の私が言うのもなんですが笑)。
私自身がそれで幸せになれたので、他の誰かにも、そうなってほしいなー、と思う、今日この頃。
コメント