不安はアウトプットすれば減らせます

生きるヒント

この記事を書く少し前に、大きな台風が連続して関東を襲っていまして、私の住む千葉も停電や断水に見舞われたりしていたのですが、そんな中、先日患者さんからこんな相談を受けました。

「また今度、大きな台風で停電になるのが怖い。他にも、大きな地震が来ると言われているし、そのことを考えると不安で、夜も良く眠れていなくて…」

この方の診断名はわかりませんが、おそらく「全般性不安障害」のようなものなのかな、と思われます。

「仕事でミスしたらどうしよう…」

「事故に遭ったらどうしよう…」

「がんになったらどうしよう…」

のような、

「コントロールできない漠然とした不安が次々に思い浮かぶ」

病気です。

これ、病気までいくかは別にして、普通の人も似たような経験は良くあるのではないでしょうか?

上にも書きましたが、これは「コントロールできない」のが特徴で、頭でいくら「ばかばかしい」「今考えても仕方ないじゃないか」と思っても消すのは難しいんですよね。

でも、こうなる人は元々がまじめな頑張り屋が多いので(笑)、こんなんじゃだめだ、しっかりしなきゃ、と更に自分を追い詰めて、結果、悪化させてしまう。

具体的な方法論の前にまず書きますが、

「不安になるのはあなたが弱いわけではないし、ましてあなたが悪いわけでもなんでもない」です。

ただ、脳の扁桃体やら神経伝達物質やらが暴走しているだけです。

だから、性格や考え方を否定するのはやめましょう。これが大前提。

その上で、具体的にどうすれば不安を和らげられるのかというと、先程書かせていただいた通り、不安は扁桃体やら神経伝達物質といった、いわば体の症状なので、それを整えることを考えると良いです。

そのために①、不安を吐き出すこと。

不安や恐怖には脳の扁桃体というところの活動が関わるのですが、この扁桃体の活動は「言語化」によって抑えられるとの研究結果があります。

つまり、話すでも書くでもいいので、文字にしてアウトプットすること。

脳にある不安を文字にして、外に出してしまうとイメージすれば良いでしょう。

話すと気が楽になる、と言われますが、まさにそれです。

今そこに話す人がいなければ、紙やケータイのメモに書くのでもいいです。

独り言で呟いてみてもいいです。

で、もし可能ならポジティブな文章に転換してしまえるともっと良い。

「明日仕事でミスしないか不安…」

→「明日は正確な仕事ができる!」

「災害や病気が不安…」

→「明日も健康な1日が過ごせる!」

のように。

自己暗示と言われればそうですが(笑)、こういうことの繰り返しで、脳がポジティブに転換されてきます。

とにかく、頭の中だけで考えないことが大切です。

そのために②、身体を動かす、のも凄く有効です。

試しに今その場で5回、素早くスクワットをしてみましょう。やってる間、脳が空っぽになりませんか?笑

不安を考えないためには、要は脳を動かさなければいいので、体を動かしてしまえばいい。

また、血流を上げたり、セロトニンやBDNFと言った脳内物質を増やす効果もあります。

全般性不安障害ではセロトニンを増やす抗うつ剤が使われたりしますが、これと同じ理屈です。

習慣化することで、不安を感じにくい脳を作ることもできるでしょう。

他にも

・深呼吸する

・目を閉じる(なんなら寝る)

・趣味に没頭する

・家事に没頭する   etc…

色々ありますが、「頭を使わせない方法」を考えてみると良いのかなあ、と思います。

あと、やっぱり、

不安を感じやすい人は普段から頑張り過ぎ。笑

根本的な話、もっと頑張らなくていいよ、って、伝えたい。

でもみんな、頑張っちゃうんだよなー

頑張らせないって難しい。笑

コメント

タイトルとURLをコピーしました